【ジェネリック医薬品とは】

ジェネリックを推奨

ジェネリック医薬品は後発医薬品ともいいます

ジェネリック医薬品という単語はテレビCMでも流されており、耳にしたことがある方も多いと思いますが、何が異なるのか?商品名の法則など意外に知られていません。

ここではざっくりと分かりやすく解説をします。

ジェネリック医薬品は新薬(先発医薬品)の特許が切れたあとに販売される新薬と同じ有効成分で品質、効果、安全性が同等な医薬品のことを指します。別称として後から販売されたことを指す後発医薬品とも呼びます。

簡単に言うと、「成分は同じだが製造会社が異なり、作り方が微妙に違う」

過去にはジェネリック医薬品はゾロ品とも呼ばれ、毛嫌いする方が多くいましたが、現在では、メーカー各社の差別化による品質向上や安定供給、製剤によっては味や香り、溶けやすさなど先発医薬品にはない改良がされているものもあります。

ジェネリック医薬品を使用するメリットは価格が安いことです。自己負担金はもちろん減りますが、国の医療費削減(税金)にも貢献できます。

次にジェネリック医薬品と先発医薬品を見分ける商品の命名ルールを解説します。

ジェネリック医薬品の命名ルールは

「有効成分名」+「剤形」+「含有量」+「会社名」

   

例)先発品:ロキソニン錠(成分:ロキソプロフェンNa60mg)

  ロキソプロフェンNa+錠+60mg+「サワイ」  

  「サワイ」は沢井製薬の略屋号

先発品 ロキソニン60mg
ジェネリック品 ロキソプロフェン錠60mg「サワイ」

この記事を書いた人

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薬剤師 坂本圭浩

<資格>
認定実務実習指導薬剤師
介護支援専門員
医療環境管理士

薬学部卒業、薬剤師資格取得後に1年限定で居酒屋アルバイトと英語習得でフリータ生活。その後、アルバイト兼務しながら病院薬剤部へ就職。感染症対策委員となる。服薬指導のスキルUPのため調剤薬局へ転職。支店長、経営企画部長、本部長を経て執行役員となり全国150店舗を統括。その後、大手ドラッグストア本部の調剤部長に就任。2022.3にかなで薬局を独立開局。趣味は料理、食べ歩き、ギター、マラソン、サウナ。