鎮咳薬を服用してもなかなか止まらない咳
風邪をひいて他の症状はよくなったけど、咳だけが続く。喉の奥が違和感あり、痰が少しからみ不快感で咳がでる。メジコンやトラネキサム酸、アスベリンなど咳止めが効かない。咳をしていると周りから嫌な顔されるのでどうにかしたい。
このような咳症状の方が多くいらっしゃいます。
そんな時は鎮咳薬と併用して、または単独で(鎮咳薬の副作用の眠気や口喝などを避けたい方)麦門冬湯や五虎湯などの漢方薬をおすすめしています。
ここでは麦門冬湯について
麦門冬湯の組成は
・麦門冬・半夏・人参・コウベイ・大棗・甘草
麦門冬は気管支や喉を潤し痰を出しやすくする、半夏はこみ上げる咳や吐き気をしずめる、人参は滋養強壮で呼吸を高め、コウベイと甘草、大棗で炎症や刺激を緩和します。
適応症
痰が少ない空咳のほかドライマウス、シェーングレーン症候群にも効果があり処方されることがあります。
相互作用注意
甘草を含む他の漢方薬と併用する場合は偽アルドステロン症の副作用に注意する
※偽アルドステロン症は「手足のだるさ」「しびれ」「こわばり」「こむら返り」「筋肉痛」が現れて、徐々に症状が強くなります。
味
ほのかな甘みと苦みがある
コロナ後遺症の咳や風邪で残る咳などでお悩みの患者さまが麦門冬湯で咳が緩和されたとリピートされています。お困りの方はお試しください。